マイホームを考えた際、「気になるハウスメーカーは、実際にどんな家を建てるのか?」「他の人はどんな家を建てているのか?」これらを知るために、完成見学会に行くことがあるかもしれません。
完成見学会に参加するのは、これから家づくりを検討している人にとって、とても勉強になるでしょう。
しかし、何も考えずに行ってしまうと「すてきな家だったね~」だけで終わってしまいます。
そうならないためにも、完成見学会では何を見るべきか、あらかじめ把握しておくことが大切です。
そこで今回は、完成見学会でチェックすべき3つのポイントを紹介します。
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完成見学会で何を見る?チェックすべき3つのポイント
完成見学会は、実際にお客さんが建てた家を内覧できます。
モデルハウスや住宅展示場だと、宣伝用としてつくられているので、仕様が全てハイグレードになっていたり、見えないところは簡素に仕上がっている場合があります。
簡単にいえば、そのハウスメーカーが建てた「リアルな家」とはいえません。
その点、完成見学会は、施主様に引き渡す前の「リアルな家」を見ることが可能。これから家を建てる人にとって、見逃せないチャンスです。
その機会を、今後の家づくりにいかせるよう、完成見学会では、以下3つのポイントをおさえましょう。
- 標準仕様か確認
- 耐熱性や音漏れ確認
- 仕上げが丁寧か確認
それでは、詳しく説明します。
標準仕様か確認
完成見学会に行き、「こんな家に住みたい!」と思っても、それが全てオプションだった場合、見積もり段階から金額が跳ね上がり、予算オーバーになってしまうことがあります。
そうならなためには、キッチン、洗面台、お風呂などの設備が、どこまで標準仕様なのか確認しましょう。
ちなみに標準仕様とは、そのハウスメーカーが建てる家の基本として備わっていて、プラン内に金額が含まれていることを指します。
内覧した家が標準仕様であれば、同じような家にしたいと思ったとき、追加料金は発生しません。
しかし、オプション追加をし、設備のグレードアップをはかっている可能性も。それもあり、家がすてきに見えるケースがあります。
あらかじめ、どの設備が標準仕様で、どこをオプションにしているのか?これらを詳しく確認しましょう。
また、金額以外の面でも、施主の希望でキッチンや洗面台の高さを、変更している場合があります。
その点も合わせて、サイズなども標準仕様なのか、気になることは質問&確認しましょう。
耐熱性や音漏れ確認
完成見学会には、真夏の暑い日や、真冬の寒い時期に行くのが理想です。理由としては、1年でもっとも暑いときと、寒いときの家を体験できるから。
どんなにおしゃれで、理想通りの家が完成しても、実際に住み始めてみると「暑すぎる」「寒くて耐えられない…」なんてことがあったら、必ず後悔するでしょう。
ですから、完成見学会に行った際には、心地よく暮らせそうか?また、壁・床・屋根に断熱材をすきまなく詰め、保温性を高められているのか?などをチェックすることが重要。
さらに、どんな断熱材を使用していて、冷暖房の機能はどの程度のレベルなのかも、確認しておくと安心です。
また、音漏れがないかも確認しましょう。ご夫婦で見学会に参加するのであれば、それぞれ1階と2階に行き、床音が気にならないかどうか。
そして、吹き抜けがあるお家は、家全体に音漏れがしやすいので、どの程度音が響き渡るのかも、把握しておきましょう。
音に関していうと、屋内だけに注意を払ってしまいますが、近隣への音漏れがないか?反対に、外からの音はうるさくないか?音漏れ対策が家づくりの構造において、どのように対処してあるかも合わせて質問することをおすすめします。
仕上げが丁寧か確認
実際に家を建てることになった場合、建築中に不備がないかどうかを一つずつ確認するのは難しいでしょう。
そのため、完成見学会で仕上げが丁寧かを確認するのが大切です。
完成見学会の良いところは、室内での内装の仕上げ、外回りでもあまり目につかないところまでチェックできることです。
たとえば、内装であれば
- クロスの仕上げが丁寧か
- 階段回りや手すりに汚れや傷がないか
- 扉の開閉に違和感がないか
外まわりであれば、
- 屋根裏が汚れていないか
- 外壁にストレスを感じるほどの傷や汚れがないか
- 床下は丁寧に処理されているか
これらを可能な限りチェックしましょう。
クロスの仕上げなど目に見えやすいところは、丁寧に施されているのはもちろん、見えない部分までしっかり仕上げているかどうかが重要ポイント。
見えないところにも丁寧な作業がされていれば、ハウスメーカーの「家づくりへの姿勢」がわかります。
丁寧であれば、信頼がおけますし、至らない部分があれば、ハウスメーカーの検討候補から外すことも考えなくてはならないでしょう。
構造見学会がある場合は必ず行こう!
構造見学会とは、建築中の建物で、完成後に見ることはできない構造を見る見学会です。
家の構造は、完成してからでは見えないため、家を建てる工程でとても大切な部分。そして、会社にもよりますが、家の骨組みを作っていただける、大工さんへの質問が可能な場合も。
ちなみに、構造見学会で見るポイントは、
- 大工さんの対応
- 家の構造に関すること
- 現場のきれいさ
おそらく、構造見学会では営業担当と大工さんがついてくれるでしょう。
大工さんに質問することで、会話からどんな人なのかを伺えます。大工さんの家づくりへのこだわりや、気遣いを知ることができれば安心度も高まるでしょう。
そのさいには、家の構造に関することを聞いてみましょう。
どんな基礎で家を建てられるのか?コンクリートはどれくらい厚さか?断熱材は何を使っているのか?など気になることは、どんどん質問することをおすすめします。
構造見学会から参加することで、ハウスメーカーへの信頼度をはかれます。ハウスメーカーが信頼のおけるのであれば、安心して家づくりを任せられるでしょう。
完成見学会でのマナーを知ろう!
先程も述べたように、完成見学会は実際にお客さんが建てた家を内覧します。モデルハウスや住宅展示場のような感覚で見学に行ってしまうと、迷惑をかけてしまうことに。
そのため、完成見学会に参加する際には、以下の一般的なマナーをおさえておきましょう。
- 上履きと手袋を持参
- 建物や家具に注意をはらう
- 写真撮影は許可を得てからにする
上履きと手袋は、ハウスメーカー側で用意してくれているケースもありますが、念の為自分たちでも持参するのが安心です。
また、建物や家具に傷や汚れを付けないように細心の注意を払いましょう。
とくに女性の場合、かばんやアクセサリーの金具でクロスや床を傷つけてしまうことがあります。
そして、住宅の写真撮影は必ず許可をもらってからにしましょう。
施主にとっては、写真を勝手に撮られるのは、気持ちの良いものではありません。何度もいうように、完成見学会の家は、個人の住まいであることを、忘れないようにしましょう。
今回挙げた以外にも、ハウスメーカー独自の見学会でのマナーがあります。気持ちよく見学会に参加するためにも、注意点を確認しておきましょう。
まとめ
完成見学会は、モデルハウスや住宅展示場とは違い、実際にお客さんが建てた家を内覧できます。
その機会を、家づくりにいかせるように、完成見学会では以下3つのポイントをおさえましょう。
- 標準仕様か確認
- 耐熱性や音漏れ確認
- 仕上げが丁寧か確認
これらを知ることで、せっかくの完成見学会で「良い家だったな~」と感想だけで終わるのを回避できます。
また可能な限り、であれば構造見学会に行くのをおすすめします。構造部分が見られる機会は、なかなかないので、いろんなハウスメーカーの構造を見てみましょう。
最後に、見学会に参加する際には、トラブルがおこらないようにマナーやルールを守ることも大切です。
そのうえで、家づくりを成功させるための勉強として、完成見学会に参加しましょう。
家づくりについてこちらの記事も参考にしてみて下さいね。
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